年内最後の藍染に行かせていただきました。

紺屋のお父さんは普段、この竹の棒を使った美しい技法で糸染めをされています。その合間に私たちが行かせて染めさせて頂いております。
甕の中は私たちにはなかなか見えないものです。それを感じることが出来るかと素手で染めています。

甕の中は静かです。
甕は信楽焼の大きなものですが、自然素材ではないものや、水をジャバジャバ音立てるものは甕にダメージを与える、と言われています。
そして沢山染めていると甕の元気もなくなり、紺屋のお父さんはこの竹を使って、話しかけるように表面浅くをくるくるくるっと回します。

また元気を取り戻す甕を見ていると、美しい藍色が生まれるように常々心がけています。

今年も一年沢山染めさせて頂きありがとうございました、と
お疲れ様でした🙏✨